自ら提案し、
より良い分析結果を目指す TAKUJI HARA

リードデータサイエンティスト
データ戦略部
データサイエンスオフィス オフィス長
原 拓自

東京大学大学院博士課程に進学し、宇宙物理理論を研究。就職した後は、ゲーム、金融、通信、ファッションなどの業界で分析のコンサルタント業務に従事。培ってきた数学力や論理思考力を活かすため、ECサイト、Webサイトの最大手外資企業に転職し、データサイエンティストとして毎日の納品数や販売数の予測を主に担当。実務に機械学習を初めて取り入れるなど、従来の予測精度を大幅に向上させた。その後、分析経験をさらに積むため株式会社BXD(現バンダイナムコネクサス)に入社。現在はデータ戦略部データサイエンスオフィス オフィス長 リードデータサイエンティストとして、分析業務やセミナーの講師など幅広く活躍中。

入社を決めた理由

エンターテインメントに関する事業を幅広く展開しているバンダイナムコグループの中で、プロジェクトごとにさまざまなデータに触れられること、多彩な分析を行ったり、新たな分析も提案できたりと、できることの多さが非常に魅力的でした。前職では豊富なデータが揃っていたので、分析自体はやりやすかったのですが、自分の担当範囲が決まっていたため多少の物足りなさを感じていたんです。
BXD(現バンダイナムコネクサス)でならデータサイエンティストとしてさらに成長できると思い、転職を決めました。

現在の業務内容

データサイエンティストですから分析が主な業務になりますが、単なる分析にとどまらないもっと大きな枠組みにも取り組んでいます。案件は親会社でもあるバンダイナムコエンターテインメントから依頼されることが多いのですが、依頼する側も新しい取り組みのため、どのようなデータが必要なのか不明瞭な段階からご相談いただくことも多く、まずはヒアリングを行うことからスタートします。特に意識していることはただ分析を行うのではなく「分析する目的」を明確化することです。機械学習はあくまで手段の一つであり、ビジネスで用いることを必ずしも是としておらず、ビジネス上の目的達成のための最短ルートを常に模索しています。
加えて、必要なデータを取得する方法のアイデア出しや、求めている要件の達成範囲と現実的な解の差を如何に少なくするかが重要と言えます。与えられたデータをもとにただ分析するだけではない、やりがいと困難さがありますね。

また、去年の10月に採用活動の一環で、ゲーム分析のためのAIのセミナーを私の企画の元で開催し、講師としても携わりました。私自身教育に興味があったので、受講者の方にどう説明することが一番理解されやすいかを考慮して、教科書作りを一から行いました。この職場の魅力の一つとして、ビジネスにつながると判断された企画は、実施に向けて柔軟にサポートしてもらえることがあげられます。技術研究や技能向上に対する会社の高い理解は働きやすさにもつながっていますね。

今後の夢や目標

いただいている依頼をしっかりと成果に繋げて、実績を積み上げていく中でデータサイエンティストの増員と組織の拡大を目指したいと考えています。その後、バンダイナムコグループが展開している事業は多岐に渡りますので、ネットワークエンターテインメントだけでなく、おもちゃからゲームセンターにリアルイベントなど各事業との取り組みを増やして、そのすべての分析が行えるようにすることが目標です。あとは、自身で考案した分析手法を用いた結果から新しいサービスを生み出すことも目指しているので、業務に余裕のある時には研究にも積極的に取り組んでいます。

入社を希望される方への
アドバイス

エンターテインメントに関わるデータを幅広く分析できる可能性があることがバンダイナムコネクサスの大きな魅力だと思います。それは家庭用ゲームだけ、アプリだけといった限られた事業だけではなく、幅広くエンターテインメント分野で事業展開しているバンダイナムコグループに属する企業ならではの強みであり、醍醐味です。一方で幅広いからこそ、分析に必要なデータの粒度が粗いといった難しさもありますが、そこを乗り越える柔軟性や対応力が身につきますし、なによりも挑戦することへの喜びがあります。加えて、チームには宇宙を学問として研究していた社員が私含め2人いるので、宇宙の話はなんでも聞いていただけることも魅力かもしれません(笑)

メッセージ

未知の世界へ飛び込むチャレンジ精神がある人、新しい何かを創り出したい人には本当に魅力的な場所です。ぜひいろんなことに挑戦してもらえるような人に来ていただきたいですね。

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