バンダイナムコの
データ活用と
事業貢献にこだわる KOHEI NISHIDA

CDAO(Chief Data Analytics Officer)
データ戦略部
IPストラテジーオフィス オフィス長
西田 幸平

キャリア紹介

大学では数学を専攻し、数学を活かせる職に就きたいなと思っていました。分析コンサルティングを行うベンチャー企業でインターンという形でゲーム分析チームの立ち上げに参加したのをきっかけに、初期メンバーとして2年程働きました。その後、事業会社での責任を持った分析、そして技術力の更なる向上を求めて、大手外資のEC企業に転職しました。デジタルだけでなく実物が動くビジネスと分析の理解が進みましたし、グローバルでの経験も積むことができました。ご縁があって株式会社BXD(現バンダイナムコネクサス)のデータ戦略部の立ち上げメンバーとして参画した現在まで、一貫して分析や機械学習やそのディレクション業を行っています。

入社を決めた理由

バンダイナムコネクサスなら、幅広い顧客接点を持つエンタメを通して、カスタマーエクスペリエンスの向上に継続して取り組めると確信したからです。前職までの経験では1つの事業に閉じて分析することが多かったので、バンダイナムコグループが展開する幅広い事業のデータを取り扱って新しい価値を生み出せる点に魅力を感じました。

また、タイミングも良かったです。2018年頃のことでしたが、知り合いだった前代表手塚に偶然再会した際に、データ組織を立ち上げたいという話を聞きました。まっさらのところにデータ人材が入って自ら組織を作っていくというチャレンジに興味を持ったので参画を決めました。新たな価値やものを創り上げていくことが好きなので、まだ整備されてない状態から切り開いていくフェーズは魅力的でした。

現在の業務内容

IPストラテジーオフィスのオフィス長として大きく分けて2つの業務を担当しています。
まずデータストラテジストとしてのPM業務です。バンダイナムコグループ横断のデータ活用を立案・推進するプロジェクトを担当することが多いです。
そして組織設計、組織開発、そして日々のチームマネジメントです。会社の方針に基づいて現場を動かしていくだけでなく、組織デザインや戦略など未来像を経営層と議論する機会もあり、職掌はかなり広いと感じています。

印象に残っているエピソード

海外も含めて多くのグループ会社と関わる横断プロジェクトを初めて担当した時は、ものすごく大変でした。バンダイナムコグループのデータ活用方法を検討するために「まずは個社がどんなデータを持っているかを棚卸して全体像を把握する」というプロジェクトの顔として、国内外の数十社に対して説明会を実施してやりとりしなければなりませんでした。グループ会社とはいえ初めて話す相手もいましたし、英語での問い合わせ対応にも苦労しましたが、チームで協力してやり遂げることができました。このプロジェクトを通じて各社のキーパーソンに私たちの事を知ってもらうことができたので、それ以降は新しいプロジェクトを進める際に声をかけやすくなったという効果もあって、やって良かったと思っています。

プロジェクトを進行する上で裁量は常に多く渡されていると感じますね。CEDEC 2021で紹介した自動分析ダッシュボードアプリダウンロード数予測のプロジェクトもそうでした。事業担当者からオーダーされた事をただこなしたのではなく、一緒に要件を固め、プロジェクトとして起案して実現させました。自動分析ダッシュボードはフルスクラッチで開発をしたため相当な開発費が必要だったのですが、適切な予算を確保でき、リリース後の開発計画の立案まで関わることができたのはバンダイナムコネクサスならでは。改めて与えられているリソースの大きさや裁量の大きさを感じます。

バンダイナムコネクサスでデータ分析を行う醍醐味

一番の特徴は事業との距離が近いことです。事業部門の方々がデータ分析を活かした事業課題解決に積極的ですし、良好な信頼関係を築けているので深く向き合うことができます。私たちから課題設定を行って分析を提案していくケースも多くあり、バンダイナムコネクサスらしい成果につながっていると言えます。

そしてやはり、バンダイナムコグループのIP軸戦略にのっとってIP関連の分析テーマを扱えることです。例えば、ゲーム事業とライブ事業の横断分析といったテーマや、IPファンのエンゲージメントに関するテーマもあります。実際に社員の中には、自分の大好きなIPに触れられることが喜びだと言っている方もいます。

今後の夢や目標

私一人の目標ではなくチームとしてこれからも追いかけていきたい夢が2つあります。
まず組織づくりにこだわっていきます。「データ人材の楽園」と言えるような働きやすい組織を作り、ワールドワイドでエンタメデータ分析を牽引する組織の一つになりたいと思っています。実現するために必要な要素はいくつもあると思いますが、その一つ一つが私たちの目標です。「あそこのデータ分析チームが凄い」といった形で業界内で認知されることも不可欠ですし、データ人材が働き続けたいと思えるような仕組み作り、例えばキャリアパス設計や報酬制度設計など、丁寧に組み立てていきたいです。

そして事業に目を向けたところでは、エンタメのNew Normalと言えるような事業を作り上げる一員になりたいです。例えば2022年はメタバースがホットですけど、バンダイナムコグループはそれに近いようなエンタメのNew Normalをどんどん作っていける会社だと思いますので、そこに貢献できるような組織を作り上げたいです。

こんな人と一緒に働きたい

知的好奇心と向上心が高い方です。成長に欠かせない要素なのでバンダイナムコネクサスで一緒に働く上でとても重要だと思っています。自分だけでなく分析のアウトプットやシステムも常に向上させ続けるマインドを持っている人がよりマッチすると思います。そしてカスタマーエクスペリエンス向上や事業貢献へ執着できる人です。オーナーシップ、責任感、主体性とも言い換えられるかなと思っています。そんな組織を一緒に作り上げていく事に楽しみを感じるような経験豊富な方とぜひ一緒に働きたいですね。

メッセージ

若い組織ではありますが、良い意味で一緒に成長することができます。横断組織でありつつも事業に密接に関わって成果やカスタマーエクスペリエンス向上に当事者として関われる点や、組織作りにも深く関われる点が魅力的な部分だと思っています。エンタメ領域でのデータ活用やデータ組織作りに興味がある方に来てもらえると嬉しいです。

他のインタビュー

応募はこちら